英語を嫌いにさせたくない」——教室選びで一番大事なこと

「英語を嫌いになってしまったらどうしよう」

「無理に通わせて、逆効果になったら…」

そんな不安を抱えている保護者の方は、少なくないと思います。今回は、姫路で長年子どもたちを教えてきた経験をもとに、正直にお伝えしたいと思います。

■ 「英語が嫌い」の正体は、英語ではないことが多い

結論からお伝えします。

お子さんが英語を嫌がる様子を見せたとき、その原因は英語という科目そのものではないことがほとんどです。多くの場合、原因になっているのは「新しい環境に対する戸惑い」です。

知らない先生、初めて会うお友達、慣れない教室の空気——子どもにとって、それらすべてが「不慣れなもの」として一気に押し寄せてきます。そのとき出てくる拒否反応を、私たちはつい「英語が嫌い」と解釈してしまいがちです。

■ 毎回泣いていた男の子の話

もう何年も前のことです。幼稚園児クラスを担当していたとき、教室に入るたびに泣いてしまう男の子がいました。お母さんはとても心配していて、「この教室、辞めさせようかな」と真剣に悩んでいたほどです。

でも私は、その子が英語を嫌っているとは思いませんでした。よく観察していると、彼が困っているのは英語そのものではなく、教室という状況そのものへの居心地の悪さだったのです。

そこで、レッスンの組み立てを変えてみることにしました。それまでは、あいさつをしてすぐにレッスンの活動に入る流れでしたが、最初にその日のテーマに関連した塗り絵の時間を設けるようにしたのです。

3週間ほど続けると、その子は泣かなくなりました。落ち着いてきたところで、少しずつ通常のレッスンの流れに戻していきましたが、もう問題なく参加できるようになっていました。

■ 教室選びで本当に見るべきポイント

この経験から私が学んだのは、子どもが泣いたり行きたがらなかったりするとき、それは必ずしも英語という科目への拒否反応ではない、ということです。

英語を嫌いにさせないために本当に大切なのは、教材の面白さやカリキュラムの豪華さだけではありません。子どもが安心してその場にいられるかどうか、そして先生がその子のペースに合わせて柔軟にレッスンを組み立てられるかどうか——そこが、実は一番の分かれ目になります。

体験レッスンで見てほしいのは、内容の完成度よりも、先生がお子さんの様子をどう見ているか、です。

■ 今のレッスンでも大切にしていること

この経験は今でも私の指導の土台になっています。新しく入ってきたお子さんが緊張していたり、不安そうな様子を見せたときは、いきなりレッスンの型にはめようとせず、まずはその子が安心できる入り口を作ることを優先します。塗り絵だったり、簡単なゲームだったり、方法はその子によって変わりますが、考え方は同じです。

焦らないこと。それが一番大切です。

■ まとめ

「英語を嫌いにさせたくない」という保護者の気持ちは、とてもよく分かります。ですが、お子さんが見せる拒否反応の多くは、英語そのものではなく、新しい環境への戸惑いから来ています。

完璧なカリキュラムより、まず子どもが安心できること。まずは教室に来てみてください。あとは私に任せてください。


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